2012年8月8日水曜日

玄米からヌカを

玄米とは、米の殻だけをとった状態のもので、玄米からヌカを取れば胚芽米になり、胚芽米から胚芽も取ってしまえば白米(普段私たちが食べている精米)になります。実は、米の栄養分の殆どは、胚芽とヌカにあるため、白米の栄養価は殆ど無いことがよく知られていますよね。では、何故わざわざ精米して食べるのかというと、それは味を優先させている為です。逆に言えば、胚芽米や玄米は、白米に比較して「まずい」という事になります。つまり、美味しく食べるためには、ヌカや胚芽の部分を完全にとった方が良いという事になり、高級志向が高まるにつれ、より一層削った米が多く出されるようになりました。特に、東北の震災後に売上が伸びた「無洗米」は、米を研ぐ必要がないよう完全に胚芽やヌカとなる部分を取り去った米です。
青田典子
山上紗和
マクロビ教室


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